目黒区で密葬を行うには?費用・流れ・役所手続きの実務チェックリスト

急な訃報で「人目を避けて小規模に見送りたい」と思ったとき、何から手を付ければよいか戸惑うのは当然です。ご不安に思われる方が多くいらっしゃいます。

この記事では、フラワリングセレモニーの事業責任者として、目黒区で密葬をご検討のご家族が短時間で判断/実行できるよう、密葬の考え方、家族葬との違い、斎場(葬儀場)や火葬場選び、費用の内訳と見積りの見方、連絡文例、非公開を守るための実務までを整理します。

著者

黒河内 大輔
フラワリングセレモニー代表

株式会社青葉台フローリスト(フラワリングセレモニー)代表取締役。目黒区を拠点に、老舗生花店として長年葬儀社の下請けを担ってきた経験から、既存の葬儀の不透明な価格体系や画一的なデザインに疑問を抱き、2007年に自社ブランドを設立。
花屋ならではの審美眼を活かし、対話を通じてその場で祭壇を描き出す「デッサンによる提案」や、季節の花に遺族の記憶を託す独自の空間プロデュースを行う。葬儀を単なる儀式ではなく、花と音楽で悲しみを癒やす「多感覚的なグリーフケア」と捉え、徹底して遺族に寄り添う姿勢は、多くの顧客から高い信頼を得ている。

監修者

高橋 亮
株式会社ディライト 代表取締役

葬儀業界に携わり約30年。国内最大級の葬儀社比較サイト「葬儀の口コミ」を運営し、第三者の客観的な視点から業界の透明化を推進する有識者。
2025年には著書『後悔しない葬儀とお墓選び』を出版しAmazon部門1位を獲得。フジテレビ等のメディア出演を通じ、消費者が納得できる葬儀選びの基準を発信し続けている。

CONTENTS

目黒区での密葬とは(定義と類型の違い)

密葬は、近親者のみで非公開に葬儀を行い、後日に改めて本葬やお別れ会(葬儀とは別で、故人さまと生前の交友関係のあった人々が集まり、お別れを偲ぶための会)を設けることを前提にした形式です。

大きな特徴は「非公開で行うこと」と「二段階でお見送りを設計できること」です。故人さま(お亡くなりになった方)の社会的立場や、ご家族の意向や状況に合わせて、通夜/告別式を小規模にする、火葬のみを中心にするなど、運用の幅があります。

都市部の目黒区では、近隣や職場への配慮から密葬を選ぶケースが見られます。中目黒や祐天寺、学芸大学周辺など、生活圏が近いほど情報が広がりやすく、静かに送りたいお気持ちが強くなることもあります。

一方で「密葬」は言葉だけが先に走りやすく、家族葬や直葬と混同されることも少なくありません。考え方を整理すると、判断が楽になります。

形式特徴向くケース
密葬身内のみで執り行い、後日に本葬やお別れ会を行う前提の非公開形式プライバシーを重視したい/関係者対応をいったん落ち着かせたい
家族葬親族や近しい方で完結する小規模の葬儀静かに見送りたいが、二段階に分ける予定はない
直葬通夜・告別式を行わず火葬のみで進める形式儀式は最小限にし、費用も抑えたい

密葬は「知らせない」ことが目的ではなく、ご家族が落ち着いてお別れできる環境を整えるための選択肢です。後日のお知らせ方法まで含めて設計すると、気持ちの負担が軽くなりやすいです。

密葬が向く状況と、決めておきたいこと(利点と注意点)

密葬が向く場面は、大きく3つです。

  • 故人さまの公的/社会的立場により、訃報が早期に広がるとご家族対応が難しくなりそうなとき
  • ご家族が精神的・身体的に余裕がなく、まずは身内で静かに過ごしたいとき(悲嘆(悲しみやトラウマ、脱力感など)が強い時期ほど、無理をしない設計が大切です)
  • 遠方の関係者に配慮して、時期を分けてお別れの場を設けたいとき

一方で、密葬は非公開であるがゆえに、知らせなかった方々からの誤解が生まれることもあります。香典や弔電、弔問(亡くなった方のご遺族を訪ねてお悔やみを伝えたり、葬儀に参列してお悔やみを述べること)の扱いをどうするかを、早い段階でそろえておくと安心です。

特に今は、うっかりした投稿や写真共有で情報が広がることもあります。非公開を保つために、次の点を最初に固めておくと、後の混乱が少なくなります。

  • 「最初に知らせる人」と「後日お知らせする人」を分ける
  • 式場(葬儀を行う部屋)への入退場の扱い(受付を置く/置かない、来客の対応窓口)
  • 写真撮影やSNS投稿の扱い(控えていただく方針を統一)
  • 後日のお別れ会の有無と、お知らせの方法(案内状でのご案内など)

フラワリングセレモニーは、24時間365日、ご家族の意向や状況をお聞きしながら内容を柔軟に整え、負担の少ない進行をご提案しやすい体制を整えています。

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役所手続きと火葬の手配(目黒区で慌てないために)

密葬でも、火葬のための行政手続きは必要です。ただし多くの場合、ご家族が窓口を行き来する前提ではなく、葬儀社が代行やサポートを行う形で進みます。

大切なのは「ご家族が何を準備し、何を確認しておくと安心か」を押さえることです。ご家族の負担を減らすためにも、次のような確認から始めると整理しやすくなります。

  • 医療機関から受け取る書類の内容確認(氏名の漢字、日時などの表記)
  • 火葬の希望日程(希望がある/ない、親族の集合可否)
  • 宗教者へ連絡するかどうか(宗派の細かい儀式の説明は不要でも、来ていただくかの判断は必要なことがあります)

なお、お亡くなりになってから火葬までの日数は平均的には3〜5日が目安とされます。地域や葬儀形式、時期で変わり、冬季は時間を要し2週間近くかかる場合もあります。日程が延びる場合は、安置(お亡くなりになった方を、火葬の日まで安静にさせること)環境や、お身体の保冷のためのドライアイスの手配など、現実的な準備が必要になります。

火葬までの日程は、ご家族の意向や状況と空き状況で変わります。最短で何ができるか、何を優先するかを一緒に整理したい方はお電話ください。0120-873-916

斎場(葬儀場)・火葬場の選び方(アクセスと予約の考え方)

目黒区内で式を行える斎場(葬儀場)は複数ありますが、火葬は区外の火葬場を利用することが多く、移動動線の設計が重要になります。渋谷区や品川区に隣接しているため、搬送距離が短く見えても道路事情で時間が読みにくいこともあります。

選定の軸は、次の4点が中心です。

  • ご家族が集まりやすい場所か(中目黒/自由が丘/都立大学など、ご自宅や親族の動線)
  • 控室の広さ、安置設備の有無、面会可能時間
  • 搬送時間と駐車場(車両の出入り、近隣への配慮)
  • 収容人数が意向に合うか(密葬は「少人数でも落ち着ける空間か」が大切です)

火葬場の空き状況は時期で変動します。候補日を複数持ちつつ、安置場所と式場の条件を同時に整えていくと、後戻りが少なくなります。斎場の予約は葬儀社経由で行うことが一般的で、希望斎場の空き状況に応じて調整していきます。

密葬の流れと費用の考え方(内訳と見積りの見方)

密葬の進行は、概ね「搬送→安置→打合せ→出棺→火葬→収骨(骨上げ)」です。密葬は規模の幅があるため、費用も一律ではなく、ご家族の意向や状況で大きく変わります。

見積りを比べるときは、総額よりも「何が含まれていて、何が別途になるか」を見ることが重要です。たとえば、同じ言葉でも含まれる内容が異なることがあります。

  • 搬送費用(距離や時間帯で変わることがあります)
  • 安置にかかる費用(面会可否、日数、お身体の保冷のためのドライアイスの扱い)
  • 式を行う場合の費用(祭壇、供花、式場利用など)
  • 飲食や返礼品(行う/行わない、人数で変動)
  • 宗教者へのお礼(依頼する場合)

また、密葬では「非公開を徹底するための運用」が加わります。受付をどうするか、会場への案内方法、外部連絡の窓口など、運用の設計が費用と手間に影響することもあります。

見積りの項目が分かりにくいときは、内容を一緒に整理しながら「必要なもの/控えめにできるもの」を確認できます。状況や意向で変わるため、まずはお電話でお聞かせください。0120-873-916

当日までの実務の確認項目(役割分担と持ち物)

密葬は「少人数だからこそ、誰が何を担当するか」が曖昧になりやすい面があります。ご家族の負担を減らすために、役割を一言で決めておくと進行が安定します。

  • 代表者:意思決定と、必要な場面でのご挨拶
  • 連絡係:外部への連絡と、情報が広がらない工夫
  • 受付対応:来客がある場合の記帳や香典の受け取り

持ち物は、細かい名称を覚えるより「火葬に必要な書類」「本人確認」「現金」「写真データ」を一つの袋にまとめておくと安心です。特に現金は、式場での追加精算や移動時の支払いに備える形が落ち着きやすいです。

また、当日は思っている以上に時間が早く進みます。忘れ物を防ぐために、前日までに1回だけ確認する時間を作っておくと、ご不安が少し和らぎます。

非公開通知の文例と、弔意の受け方(誤解を防ぐ伝え方)

密葬で一番多いご不安は「どこまで知らせるべきか」「知らせなかったことで角が立たないか」です。結論としては、方針をそろえ、短い文章で統一しておくことが最も効果的です。

口頭で伝えた場合でも、後から行き違いが起きないように、要点を文字で残すと安心です。弔意の受け方も「受ける/辞退する」を決め、代わりとなる受け方(弔電のみ、後日のお別れ会でのお受け取りなど)を添えると誤解が減ります。

親族への短い伝え方(電話の例)

身内で密葬を執り行います。落ち着きましたら、改めてご案内します。

職場や友人への短文(メールやメッセージの例)

私事で恐れ入ります。葬儀は身内のみで執り行うため、周知は控えていただけますと幸いです。落ち着きましたら、改めてご連絡します。

香典を辞退する場合の一文

お気持ちだけありがたく頂戴します。ご香典は辞退申し上げます。後日、お別れの場を設ける際に改めてご案内します。

文面の言い回しは、ご家族間で統一しておくと安心です。人によって表現が変わると「聞いていない」「特別扱いされた」と受け止められることがあります。

葬儀社の選び方(非公開の合意と見積りの透明性)

密葬では、費用だけでなく「非公開の運用をどこまで一緒に整えられるか」が重要です。ご家族が疲れている時期ほど、やり取りの回数を減らし、確認が抜けないようにする支援が必要になります。

比較する際は、次の観点が安心材料になります。

  • 見積りが項目ごとに分かれているか(一式表記が多すぎないか)
  • 追加費用が出やすいポイントが事前に説明されるか
  • 非公開に関する取り決めが共有され、運用として実行できるか
  • 安置や搬送の説明が具体的か(深夜早朝の料金基準、到着目安など)

また、もし警察が関わる場合は、検視(検察官などが、ご遺体の取り調べを行うこと)の結果やお引き渡しまでの日数で全体日程が変わります。事件性がないと判断された場合でも、引き渡しはおおむね1〜3日程度であるケースが多いと言われます。こうした部分はご家族だけで判断しづらいため、状況や意向を共有しながら一緒に組み立てることが大切です。

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よくある質問

密葬と家族葬の違いは何ですか?

密葬は非公開で行い、後日に本葬やお別れ会を設ける「二段階」の考え方が特徴です。家族葬は親族や近しい方で完結する小規模の葬儀で、二段階に分けるかどうかはご家族の意向や状況によって変わります。プライバシーを優先するなら密葬、少人数で完結させるなら家族葬、という整理がしやすいです。

目黒区では、火葬までどれくらいの日数を見ておくとよいですか?

平均的には3〜5日が目安とされますが、時期や空き状況で変わります。冬季は2週間近くかかる場合もあります。日程が延びる場合は、安置環境と保冷の手配を含めて現実的な計画が必要になります。

費用を抑えるには何を見直すとよいですか?

密葬は規模の幅があるため、何を残し何を控えめにするかで費用が変わります。式を行うかどうか、人数、飲食や返礼品の有無、安置日数などが主な変動要素です。項目ごとの明細で比較し、ご家族の意向や状況に合う形に整えると納得感が出やすいです。

葬祭費補助金は利用できますか?

葬祭費補助金に該当する場合、申請に必要なものは「申請者の本人確認書類」「葬儀を行ったことが確認できる書類(領収書、請求書、会葬礼状、火葬代の領収書、火葬証明書など)」「振込先口座が分かる情報(通帳や口座番号控えなど)」の3つが基本です。社会保険に加入していた方が亡くなった場合は、加入していた健康保険から埋葬料が支給されることがあり、葬祭費補助金と埋葬料はいずれか片方のみとなります。金額は東京都で5〜7万円が目安とされますが、条件は自治体により異なります。

生活保護の方のご葬儀はどうなりますか?

生活保護受給者を対象に、火葬まで最低限必要な範囲の費用を公費で支援する葬祭扶助制度(葬祭費補助金)があります。通夜・告別式は最低限に含まれず、支援対象にならない点に注意が必要です。該当するかどうかは状況で異なるため、早めに確認すると安心です。

まとめ

目黒区での密葬は、近親者のみの非公開で、ご家族が落ち着いてお別れするための選択肢です。大切なのは「誰にいつ知らせるか」「後日どう案内するか」を含めて設計し、斎場(葬儀場)や火葬場の動線と日程を現実的に整えることです。

費用はご家族の意向や状況で変わるため、項目別の明細で比較し、非公開の運用も含めて合意しておくとトラブルが起きにくくなります。そもそも、何を考えれば良いかわからない方が大半です。無理に一人で抱えず、まずは不安を言葉にするところから始めるだけでも、次に進みやすくなります。